一度は行きたかった、栗東の『和中散本舗』へ

去る3月4日、旧東海道の草津宿と石部宿の中間にあり、古来よりその間の宿として栄えてきた「和中散本舗」へ初めて訪れた。ここは昔から売薬の商いをしていたそうだ。

慶長16年徳川家康が近江永原に来たとき、腹痛を訴えたので、おつきの医者がこの和中散をすすめたところ、たちまち快復したのでその名が広く知れ渡るようになったという。


こちらは木製の製薬器で、この器械で薬草をすりつぶし、二階でその薬草を乾燥させていた。幕末にはシーボルトもここに来たらしい。


お庭の佇まいも風情があり、明治天皇も休憩をとられたそうな。

梅の花は桜と比べると地味な印象だが、「凜」とした言葉が似合う強さを感じさせる。

こちらで、今回は『和のsmile』さんが「おひなさまの会」を開催され、その後の関係者の集いに私は参加。


今回の百人一首舞のお歌は、こちら!『さくら さくら』の節にあわせ、百人一首の歌詞を歌い、それに日本舞踊の舞の振付をほどこした 1分で踊れる日本舞踊である。なんと、今回は草津で音楽事務所を運営し、ミュージカルなども手掛けていらっしゃる宝本順子さんの生歌で皆さん舞われたのである。

来月から拠点を草津市から神奈川県横浜市へ移される宝本さん。横浜で「大和撫子養成講座」を一緒につくりましょう、とのお誘いを賜り、浮かれながらも考えた。

「いやいや、私自身が大和撫子からほど遠いぞ!こりゃ、やばくないか!」 と。

とても素敵な宝本さんは、うぶ声ボイストレーナーでもある。そして、その歌声の迫力に圧倒された私である・・・。どうする!大和撫子への変換!
http://m-park.jp (宝本音楽事務所)