忠義のひと 石田三成!

去る8月3日、米原市の観音寺にて「2019年度観音寺おもてなし事業オープニ
ングイベント」が開催された。観音寺は、長浜城主の羽柴秀吉が鷹狩りで立ち寄っ
た際、寺の小僧をしていた石田三成を『三献の茶』で見出したことで有名なお寺だ。

不覚にも、今まで1度も訪れたことがなく、しかも昨年、全国初の『石田三成専門
ブックカフェ』がオープンした場所である。

1周年を迎えた今年のイベントには、書家として「書道塾 継末―TUGUMI-」を
主宰し、全国でその生徒数は700人以上にのぼる書家・前田鎌利氏の「大一大万大
 揮毫」が行われた。

マイナーなイベントのおかげで、じっくりと書を書くところを間近で見ることが
できたし、通常は中を見ることが出来ない観音寺の中に、この日は特別に入るこ
とも出来た。

大変満足したイベントであった。

歴史ダイスキ人間のわたしとしては、地元近江出身の石田三成は好きな戦国武将
の1人。作家の池波正太郎さんなどは、三成を評して「ちょっと陰険」と自らの
書籍に書かれているが、私の中では忠義を守る無器用な愛すべきキャラである。

地元長浜には、私のほかにも地味に三成ファンが多いのである。