脱!コンビニ人間

自分の売りは器用貧乏なことだと信じていた。コツを呑み込むまでの時間は遅い
のだが、コツさえつかめば同じ作業を連続ですることは苦痛ではない。

過去にテレビ局のAD(アシスタントディレクター)をした時に、さんざん怒られ
悔しい思いをした経験もあるので、ついつい頼まれた以上のことを行い自己満足に
浸り、人に喜んでもらうことが嬉しかった。

なんと「私って役に立つ人間」と思い込んでいたのだ。

そんな時にこの文章に出会い、見事にノックアウト!言葉を述べたのは、現在の
5000円札の前に肖像画となっていた新渡戸稲造さん

「自分を惜しまれているように見えるとしたら、何か特術があったり、専門知識
があったり、一言で言えば、便利な人間だからだ。
しかし、世の中には便利な人間の代わりなどいくらでもいる。そんな人が職場
からいなくなっても、すぐに忘れ去られるものだ」

私ってコンビニ人間だ・・・。と気がつき職場を辞めて起業したのに、今もコン
ビニ人間活動まっしぐら!!

いかん、いかん、軌道修正して
「自分だけしか出来ない。そして世界が私に求めていること」を果たしてい
かねば。

今頃 気づいた。

遅いわ!

そして心の中の私が言う。「気づいて良かった。遅くないよ」と。
あ~、これも成長したということか。