元正天皇の行幸跡地を訪ねがてら養老の滝へ行く

意外と近いのに一度も行ったことのない「養老の滝」に行くことになった。
お隣の岐阜である。
どうせ行くのであれば、道中にある飛鳥時代の女帝・
元正天皇さんが行幸された跡地にも寄ってきた。
もちろん元正天皇さんのカードといっしょ。

717年、元正天皇さんは養老の美泉に浴されたそうだ。
その水で手や顔を洗うと、あらびっくり!
肌はスベスベ、痛いところも治ってしまったそうな。

天皇さんは行幸後、年号を「若返りの年」養老と改められたのである。

さて、ここまでは満足であった。
問題はここからだ。道中の運転はわたし。他に4名が同乗していた。

元正天皇さん行幸地を訪れ養老の滝へ向かう山道が、とんでもないけもの道
車一台分しか通れない道を、ハンドル握りしめて道を登るわたしの目の前に、
来るわ来るわ下りてくる車たち!

しかも、アウディ、ハイエースなどでかい車のオンパレード!
すれ違いができないので、道中で少し広い場所を
見つけておき、お互いに譲り合い精神を発揮するしか
すれ違うことが出来ない。

冷や汗をかきながら到着。

滝を見て流れる音を耳にすることが久しぶりなので、浄化された気分。

憂鬱なのは、下りの運転。

帰りの山道ですれ違ったひとたちは、紅葉マークと初心者マーク。
ぶるぶる震えて運転するおじいさんとすれ違ったときはジェットコースターよりスリルを味わった。