つなぐ・つながる!!三世代ショーのプチ講演の依頼
2020年6月に開催する「つなぐ・つながる!!三世代ショー」の第二部に出演
していただきたい、と京都の半兵衛麩・会長であり十一代当主の玉置半兵衛さんに
お会いしに行ってきた。
会長へご挨拶の前に、なかなか予約の取れない半兵衛ランチを頂戴した。麩がたっ
ぷりの上品なランチで、しかもお腹はいっぱい!
お店のなかもレトロ感がありつつ、京都らしい歴史と伝統をさりげなくかもし出し
ていて、平日にもかかわらず女性客でいっぱい!
この日は、祇園祭のラスト日なので、祇園祭の山車などもレイアウトされていて、
季節感も味わえた。
半兵衛さんは、私たちの思いに賛同してくださり、快くプチ講演を引き受けてくださ
った。
半兵衛麩さんは1689年創業で、約320年間その暖簾を守っている。
原点となったのは、石田梅岩の教えであり、3代目が梅岩のお弟子さんから直々に学び、
きちんと心に落とし込んできたことが、今日まで継続している要因となっている。
商売はなんのためにするのか。お金儲けのためにするのではなく、人様のお役に立
つことによって利益を得ることが基本。
その上で梅岩は「利益をあげない商人は商人にあらず」と言っている。
つまり利益を無視する商人は愚か者である、と述べているのだ。
まがりなりにも商売を志す人間が「人のお役に立てて良かった」と、利益を得るこ
とがないことに対して、自己満足と自己欺瞞に陥ってはいけない。自分が動いたこ
とによる対価を受け取らないことは、自分の仕事をしていないということだ。
人に利用される人生ではいけない。
自分の時間を大切に、自分の才能を大切に、自分自身を大切に。
このことをお調子者の私に教えてくれた。誠に感謝。